悪口はいつも自分の気付かないところで云われている。それを知って,自分の友人を皆殺しにしていった男がいた。とうとう最後にいちばん好きだった女の子を殺してすっきりした気持ちで街を歩いていて,思った。「誰か僕の悪口でも言ってくれないかな…」。
株式会社ガーラは7月29日,ネット上の有害情報を監視するサービス「サイバーコップス」を発表した。これは,設置した掲示版への不適切な投稿を禁止したり,サーバー内に猥褻な画像がないか監視し依頼主に知らせたり,Webを巡回し依頼主に不利な情報などが掲載させてないかチェックし連絡する,などを行う。価格は,初期契約金が100万〜300万円,月額サービス料が50万円から。
うぷぷぷ…,「さいばーこっぷ」だってよ,なんかこのネーミングのセンスに笑っちゃうねぇ。まぁネーミングはいい,とにかくこの手のサービスは東芝のサポート問題と絡められて「少なくとも社内で人力に任せてウェブを巡回するよりは,遙かに効率的と言えそうだ」とZDNetの記者さんはまとめている。が,本当にそうか? 掲示板でNGワードを設けるなんてちょっとスクリプトを組めばすむことだし,そんなのに何百万も金出すやつの気が知れん。「ロボットが検索エンジンを利用し」「自社に不利な書き込みをいち早く知ることができる」んだって。ロボット型のサーチエンジンが全世界のページの何%をサポートしているか。東芝サポートのページは検索エンジンでヒットするかい? それ以前に,見つけたからといって本当にそれをWeb上から駆逐することができるというのだろうか。臆病なプロバイダに削除されたとしても,無料のウェブスペースを貸し出しているところは至る所にあるし,本当にいざとなれば,自分でサーバーを構築してしまえばいい。
きちんとした理論と哲学を持っている会社なら,こんなことにお金を使うことなどやめなさい。そんな小手先を動かしただけでワイヤードの力は押さえられない。東芝の醜さはちゃんと私たちの頭に焼き付けられた。こんなサービスを…,と,そういえばこの文章はGALA社を誹謗中傷してることになるのかな? いや〜どうしよ〜警告メールが来たら(^^ゞ,だって誹謗中傷してるんだもん ;-P 。このページも削除対象ページですか,ガーラさん?
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